Others:黒雛

『人間は脆い生き物よな…ちょいと捻ればすぐ奇声を上げる。まるっきし煩わしい』
『人間は愚かな生き物というのは同意する。そやけども愚かそやしこそ滅ぼすべきだとあたしは思うのだがね』

Profile

名前:黒雛(クロビナ)
情報:亜人(鬼) / 男 / 外見年齢30代 / 182cm
性格:皮肉屋、内心血の気が多くドS
人称:あたし / あんた(レアルタに対しては様付け)
趣味:人間を甚振る事
好き:水、人間の血肉、悲鳴、苦しむ姿、甘味
嫌い:人間、口を見られる事、レアルタ(人間に対する思想が合わない為)

Data

レアルタの従者。京都弁で話す鬼型の亜人。水鬼(スイキ)と呼ばれている鬼族の末裔。
上司(レアルタ)の事は心から尊敬しているが、昔から人間に対して好く思っておらず、
その事で度々上司と衝突してしまい、また上司が人間の事を好く思っている事に対して頭を悩ませている。
普段は冷静な振る舞いを見せているが、人間を目の当たりにすると
表情は変わらないが、殺意のオーラを隠し切れない事が度々あり、それを上司から指摘されている。

Battle Style:超力-属性術『水』・特殊術『硬質化』

水を操る超力を得意とし、無数の泡を硬質化させ、鉛玉の如く対象に向けて指で弾き飛ばす。
切れ味がとても鋭く、掠っただけでも血が出る程の速さと威力を兼ね備えている。
水とはあるが、液体であれば血でも泥水でも何でも水に関するものが対象となっており、
それを硬質化させて盾にする事も可能。

詳細
元々は人間に友好的な水鬼だったが、
ニグレドが人柱になったのを切っ掛けに元四神の力と信仰心が失われ、徐々に弱体化していく姿が見てられず
その時に人間に対して強い不信感と憎悪を抱き始め、無差別に目に入った人間を惨殺していった。
人を殺す悪鬼へ変貌した水鬼を見た元神は、手刀で水鬼の首を軽く叩いて力を削ぎ落とす形でその手を終わらせた。
悪鬼は『なにゆえ』と元神を睨み付けながら尋ねる。
『貴方様は優しいですね。しかし、いずれは神というものは衰退し消えていくもの。神が居なくとも人間は自分で歩けます』
と、いつもと変わらない笑みを向けながら言葉を返す。
悪鬼は納得出来ず、幾度も人間を殺そうとする度に元神が止める為、いつしか彼女の情に絆される様になった。

『正直、人間への憎悪は鎮まる事はない。だが…あんたがそう仰るのなら、ちびっとだけ信じてやってもええ』
その言葉を聞いた元神の表情は、いつもより嬉しそうに見えた。もしかしたら気の所為なのだろうが。
『宜しい。私が生きている限りですが…貴方様も私と共に人間の行く末を見届けましょうか。
 勿論。私も貴方様も一人の人間として生きるのです。其処を勘違いしない様に』

それ以来悪鬼は人を殺す事を止め、元神の従者として共に見守っていく事となった。
元神の言う通り、人間は神が居なくとも成長出来るのか、はたまた愚道を征くのか…
水鬼は力を少し奪われたが、人間への復讐心は消えず、
今も怒りの炎を胸に秘めながら、元神が存在する限り、高みの見物として人間を見守り続ける。